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YokoyamaTaikan Memorial Hall

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展示のご案内

「梅香る」展
2018年1月11日から4月1日

大観の作品を中心に、梅の花にちなんだ作品を展示いたします。そのほか新春にふさわしい、おめでたい図柄の作品もご紹介します。

展示作品のご紹介                      

≪冬≫横山大観 昭和8年

葉が落ち、実と花芽をつけた桐の枝が描かれる。体を寄せあう二羽の雀は、羽毛をふくらませて寒さをしのぐ。かすれた筆致が冬の乾いた空気を感じさせる作品。

≪四時山水≫ 昭和22年 横山大観

32回再興日本美術院展出品作。大観最後の絵巻物で、日本の名勝地が四季折々の自然美とともに表現されている。本展示では、梅園の部分を公開。

≪紅梅≫(習作・襖絵) 大正15

大正15年、大観は久邇宮邦彦王の御殿のために、松竹梅を描いた襖絵を制作した。本作はその習作にあたる。花の(しべ)や幹肌の一部に金泥がもちいられており、咲き誇る紅梅の姿が華やかに表現されている。引手にあたる箇所には「梅一」「梅二」の書込みが見られる。
 
 

≪早春≫(習作) 大正13

再興第11回日本美術院展覧会出品「早春」の習作。淡い彩色と水墨で鶯といばらを描く。大正の末頃、大観は水墨や淡彩をもちいた繊細な表現で、身近な自然に取材した花鳥画を多く制作した。本作にもそうした特徴がよく表れている。出品作は徳川圀順公爵旧蔵品。

                                               
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